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今回は株式会社アドナースさんが運営される、音楽療法を取り入れた児童支援事業を取材させて頂きました。
音楽療法セッション会
取材当日は『おはなし会』として音楽療法のセッションが行われており、教室では2名の利用者さんが、リモートで７名が参加。
音楽療法士の佐藤先生のピアノ伴奏の中、元気いっぱいの声で始まりの挨拶と自己紹介で、『おはなし会』が始まりました。
挨拶が終わると、登場したのは紙芝居。
紙芝居のストーリーに合わせて、ピアノやパーカッションで音を奏でられます。
物語に引き込まれる臨場感あふれる「音」を、紙芝居に合わせておられてました。
音楽療法セッション会
取材時はバレンタインデー間近で、後半は星野源さんの楽曲『恋』を選曲。
先生のフルート演奏とピアノ、ベースギターとスタッフの方のいろんな楽器の組み合わせで演奏されました。
利用者さんたちが自然とリズムに合わせて、ご自身の出来る範囲で身体を揺らして楽しまれている様子を見学させて頂きました。
児童支援の責任者である草薙様にお話を伺いました。
看護師である草薙様が、重度障害のこども達の訪問看護やリハビリをする中で、『家庭以外での居場所が無い子供が多い』事を感じていたそうです。
利用者さんの「居場所」を作りたいと考えた時、「音楽」が嫌いな子供はいない！！と思いつき、そこから音楽療法を取り入れて三年になるそうです。
療法と聞くと難しいイメージですが、「音」が遊びになり「楽しさ」となる。
そして人と繋がり、社会の中の一人として存在できるように『本人の表現する力』をお手伝い。
それが音楽療法の醍醐味だと語って下さいました。
利用者さんの中には感情表現が豊かになった方や、体が動いたり「音」に合わせて笑顔になる方がいらっしゃり、少しずつ効果を感じられてきているそう。
そんな場面に立ち会えるなんて、嬉しい瞬間ですね。
