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となりの作業所訪問 Vol.18 社会福祉法人 京都総合福祉協会 前編
店舗ではクッキーやパウンドケーキの作成の他、委託販売、イベント出店、接客対応の業務があります。
あくまでも主役は利用者さんで、なるべくすべての工程を利用者さんが行い、職員はアドバイザーに徹するのが「さくさく工房」さんの方針。
お菓子作りでは材料の計量やかくはん、生地作り、型抜き。
陳列では枚数計数や袋詰め、シール貼りなど、たくさんある細かな関連業務も利用者さんがされています。
やわらかい生地から型を抜くクッキーや、生地を均等に流し込む必要があるパウンドケーキ・マドレーヌなど、難しい工程が多いお菓子作り。
「さくさく工房」さんでは長く働く利用者さんが多く、ベテランの手つきでこなされていました。
業務に対する情熱が高く、ひとつひとつの過程にこだわりがあるため、利用者さん同士で切磋琢磨しながら技術を高めておられます。
「さくさく工房」さんがある京都市北合同福祉センターは、2021年12月で40周年を迎えました。
同センターには北図書館や老人福祉センター、紫野児童館があります。
40周年の記念に「さくさく工房」さんでは同センターの歴史をパネルにして、店内で展示イベントを開催。
同センターを昔から知る方から「なつかしい」と喜びの声が上がりました。
併設の生活介護施設「菜の花」さんでは、自分で決断する力をサポートする為、外出の機会を多く設けられています。
決断時に選択肢が多い事が、人生を豊かにすると、井上様は語られます。
私達にとって当たり前の事を利用者さんにも経験してもらい、自己選択や自己決定力をつけ、自分の意思を相手に伝えられるようになってほしい。
それぞれの強みを生かした生産活動で、社会の一員として働く喜びを感じてほしいというのが、「京都市紫野障害者授産所」さんの願いです。
利用者さんの作品が優しい世界を表現していて、「さくさく工房」さんが作り上げる空気を体全体で感じられました。
お菓子も社員みんなで美味しく頂きました。ありがとうございました!!
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