
今回は2025年1月に開所した就労継続支援B型事業所「アカアカ」さんを訪ねました。利用者さんが安心して過ごしながら、働く意欲も育てられる場をつくりたい——そんな想いから、代表の郷田さんが地元の上京区で立ち上げられた施設です。
「利用者さんにとって就労施設という場所は、だた来るだけでいい場所ではなく、何かしらやりがいを持ってもらえる場所であってほしい。甘すぎず厳しくもない、バランスのとれた支援を行いたい」と語る郷田さん。「アカアカ」という名称には、ハワイ語で“笑う・楽しい”という意味があり、利用者さんがいつも笑顔でいられますようにという願いが込められています。
事業所のとなりに併設されたクッキー店では、バターの甘い香りがふわりと漂っています。「事業所のクッキーだからではなく“美味しいから買いたい”、と思ってもらえるものを作りたいんです」。レシピは喫茶店の元店主であるお父様が考案し、今ではなんと50種類近くもあるのだとか。季節ごとの味わいが楽しめて、何度も訪れたくなるラインナップです。通りがかりの方やリピーターに愛され、完売する日も多いそうです。自分たちの手で作ったものが、目の前で誰かに喜んで買ってもらえる。その実感が、利用者さんの自信や達成感、喜びにもつながっています。

焼きたてのクッキーが並び店内には甘い香りが…

お菓子作りに欠かせない正確な軽量、慎重に進めていきます
・・・後編へつづきます。
次回の更新をお楽しみに♪
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